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牛乳が飲めない!どうする?歯を丈夫にするために摂るべき栄養とは?
こんにちは。
津田沼駅北口から徒歩3分の「結デンタルクリニック津田沼」です。
国民の全世代が、ここ数十年間を通じて深刻なカルシウム不足に陥っています。
牛乳が苦手なのに、子どもの頃から「牛乳を飲みなさい」なんて言われてイヤイヤ飲んでいたという人もいるのではないでしょうか。
それは、牛乳がてっとり早くカルシウム不足を補える優れた食品だからなのです。
もし、牛乳が苦手なら、ほかの食品からカルシウムを摂るよう心がけてみましょう。
そこで今回は、乳製品を口にすることが難しい方に向けて、カルシウムが入っている食品や、歯を丈夫にするために摂るべき栄養素を紹介しますので、参考にしてくださいね。
これから妊娠・出産をお考えであるならば、カルシウムは特に欠かせない栄養素です。
しかしながら、現状では全く足りていません。
女性が一日に摂るべき、カルシウム摂取量は650mgですが、実際に摂れているのは平均497mg。しかも、20代女性に至っては384mgとさらに低く、推奨摂取量の59%程度、つまり半分しか摂れていないことになります(平成30年 国民健康・栄養調査 厚生労働省より)。
これから妊娠・出産をお考えであれば、今から積極的にカルシウムを摂取することをおすすめします。
牛乳のほかにも、カルシウムが豊富な食品があります。乳製品以外の食材から摂取できるカルシウム量と、摂取に必要な食材のグラム数を紹介します。
●小魚(カルシウム含有量42mg/8g:シラスおおさじ1)
おやつや、おつまみ向けに小袋になっている商品もあります。シラスを冷奴に少し多めにかけたくらいが10g。
●小松菜(カルシウム含有量101mg/70g:茹でる前)
大きめのひと株が大体70g前後です。おひたしなら小鉢にちょうどいい量で、シラスをかけて食べれば両方の食材からカルシウムが摂れます。
●桜エビ(カルシウム含有量160mg/8g:おおさじ1)
お好み焼き1枚につき大体20g(おおさじ3)入れるので、おいしくカルシウムを摂りいれることができます。
●木綿豆腐(カルシウム含有量120mg/100g:約1/4丁)
麻婆豆腐なら1人前で半丁使います。おいしく効率よく摂取できます。
工夫すれば、歯を丈夫にする食品は身近にあり、日常的に摂取できます。
しかし、食の西洋化により、しかし、現代の食生活で便利に利用されているインスタント食品や加工食品にはカルシウムの吸収を妨げるリンが多く含まれているため、本当に心がけないと摂りにくくなっています。
そんなとき、不足しているカルシウムを一気に補えるのが牛乳です。
200mlのパック牛乳で摂れるカルシウムは、なんと1日の推奨摂取量の3分の1以上にも及ぶ220mg。毎日コップ1杯の牛乳を飲むだけで、不足分が一気に解消されるというわけです。
もし、牛乳が飲めない体質というわけでなく飲まず嫌いであるならば、毎日の食習慣に摂りいれてみるチャレンジをしてみるのはいかがでしょうか。
牛乳がどうしても飲めない場合は、オーツ麦から作られる植物由来のミルク「オーツミルク」を試してみては?カルシウムの含有量は牛乳よりも多いので、効率よく不足分を補えますよ。
歯を丈夫に保つためには、歯そのものだけでなく、歯肉やあごの骨など、歯の周辺組織の健康も大切です。
「カルシウム」のほかに、お肉や魚などに含まれる「タンパク質」、ほうれん草・果物・キノコ類に含まれる「ビタミン」など、栄養を偏りなく摂れるように、バランスよく食べるようにしましょう。
タンパク質は、歯肉の主成分であるコラーゲンを生成するために必要となり、ビタミンAはエナメル質の強化、ビタミンCは象牙質を強くします。
カルシウムは歯の主成分ですが、カルシウムを体内に効率的に摂りこむためにはビタミンDが必要不可欠になります。
ビタミンDは、夏であれば15分から30分の日光浴で、体内で生成されます。(ただし、UVケアなどしていない場合に限ります)
こうした歯に関する疑問のほか、歯やお口の健康に関するお悩みがあれば、何でもお気軽にご相談ください。お待ちしています。