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コラム
サベイヤーってなに?
みなさま初めまして。
結デンタルクリニック津田沼 院長の堀部和洋です。
突然ですが、質問です。写真の機械はなにをするものかおわかりになりますでしょうか。
答えは部分入れ歯を設計するための装置です。名称をサベイヤー(surveyer)と言います。
サベイヤー….調査するもの?そうなんです。何かを調べるものなのです。
それは何かというと歯の膨らみや形を調べています。なぜ歯の膨らみや形を調べるのかと言いますと部分入れ歯は、歯のないところを入れ歯で補いますが、その入れ歯が浮いたり揺れたりしないように、残っている歯に留め金でひっかける構造になっています。
この時に歯の膨らみを利用して金具をひっかっけるのですが、膨らみをたくさん抱え込み過ぎれば入れ歯は浮いたり動かなくなりますが、出し入れがしづらかったり、場合によっては歯を傷めてしまうこともあります。
かたや少しの膨らみしかひっかけないと(または膨らみが初めからないので引っかからない)場合は入れ歯は使用中に浮き上がってしまいます。
そこで先人たちはちょうど良いバランスはどこかというのを経験値で導き出しました。それを客観的に数値化し再現性をもたせたのが現在入れ歯の設計のスタンダードとなりました。そしてその測定道具がサベイヤーとなっております。
また、部分入れ歯が合わない、使いづらいという問題には経年的なお口の環境変化が原因になる他に、この設計段階の問題を含んでいることが少なくありません。
もしお使いの入れ歯で何かお悩みがあれば、ぜひ当院にご相談ください。どうなったらいいなと思いますか?いっしょにお話ししましょう。